2023.1.30 <00011>
先日、大阪であるセミナーを受けてきました。
登壇者は、メディアでもご活躍されている”橋下徹”さんです。
弁護士でもあり、大阪府知事、大阪市長、国会議員と歴任され、
今では色々なメディアでコメンテーターとしても出演されていますね。
今回のセミナーは、オープンな募集ではなくてクローズ的なものでした。
参加費はかかりませんが、WEBではないので大阪まで出かけていってのセミナー受講。
橋下さんについては、色々な意見がでていますが、個人的には人の耳を傾けさせることがとても上手い方だと思っています。
発言の内容、賛否両論ありますが ”まずは自分の意見に耳を傾けてもらう” これがないと何も始まらないのではないでしょうか?
聞く人がいる、聞いた内容を理解し、自分の想いと比較する。そして自分はこう思うという意見で交換がなされる。
まぁ、、時には一方的に話す場合もありますが、テレビで出ているとついつい話を聞いてしまいます。
いったい何が魅力なのか?
皆さんの周りにも、こんな人いませんか?
「あの人の話はついつい聞き入ってしまう」
「難しく感じていたけど、なぜかしら自分の中でちゃんと理解できてしまう」
私にも数人そういう方がいて、内容はさておき!!とりあえず聞いておかなきゃ!! となるわけです。
私の中で橋下さんはその中の一人で、なぜかしら発言が気になります。
でも、いったいなぜそういう行動になってしまうのか?
そもそもが疑問で自分でもわからなかったので、これは実際に現物を見るしかない!
と思い、即時に申し込みをしました。
そう。今回のセミナーの目的は ”橋下徹の魅力に迫る!” 的な感じです。
無料の招待枠での参加だったので、後ろの方かと思っていたら、
案内されたのはまさかの前から2列目。
所属しているFPチームのBOSS先生のとんでもないお力のおかげ! とても感謝してます。
紹介があり、いよいよ登壇されました。
思っていた通り、一気に会場が引き込まれます。
やっぱり話し方がとても上手いです。
「え~。」「あの~。」が一切ありません。
聞いていて、とても心地よく話が入ってきます。
セミナーの内容をざっくりまとめると、大阪の開発はすごいスピードで進んでいるので、
大阪のこれからに投資も含めて注目すべき!
のような内容です。
こうまとめてしまうと、たいしたセミナーではない印象を受けますが、
話し方、伝え方、例えの出し方、服装、しぐさ、色々ありますが、
まずはそもそもの考え方にとても衝撃を受けました。
大阪と東京の違い
まず、説明されたのが 大阪と東京の違いです。
東京は、小池都知事が全権力を握って、旗を振って引っ張るやり方。
大阪は? というと、橋下さんが府知事や市長をしていた時は、
それぞれに対立して、全く物事が進まない。
これは、会社でも同じことが言えて、社長と副社長などナンバー1、ナンバー2の意見や向いている方向が違うことがあります。
もちろん、大事な政策なので議論・討論はされなくてはいけないのですが、
権限がない私たちの目に留まるときには、同じ方向を向いていないといけないわけです。
どんなに会議室で喧嘩していても、表に出た瞬間から同じ方向を向いて進んでいかないと、
下に続く人たちがどうしていいのか? わからなくなる。
そのうち、勝手にしてくれ! と思って無関心になってしまう。
ここまでくると、まとめるのが大変になりますね。
これは、橋下さんが話しながら「自分も若かったこともあるが、反省点ですね」と。
今の大阪は、どうか?
今の大阪は、うまい具合に府知事と市長が二人三脚で進んでいる。
もちろん、かみ合わないこともあります。
でも、橋下さん曰く、「自分の時と大違い。だから、大阪の開発スピードは倍増し世界中から注目されるようになった」 と。
確かに、その通りだと思います。 特に吉村府知事がとても上手くコントロールしているように思えます。
あの若さで、年上の頭の固い人とやっていくのは、そうとう大変かと・・・。
(これは、個人的な勝手な印象ですけど・・・)
ここで出てきたことは、同じ方向を向くことでスピード感が増す。
勢いがでる。→勢いがでると、人の関心が高まる →人が集まりだす。
という縮図です。
次に、人を集める の考えで印象的だったことをまとめてみます。
最終地点とするか?通過点とするか?
大阪で受けたセミナーで、この考えが私の中でとても大きな収穫となりました。
最終地点ではなく、通過点としての考え。
これは、橋下さんが御堂筋のことを例にしてお話されていたのですが、
今の福井にも当てはまるのではないかと思っています。
御堂筋を開発するにあたり、当初 「いかに御堂筋に人をあつめるか?」が
議題の中心だったそうです。
大阪には、色々な魅力的なところがあり、次々と開発もされています。
そこからどのようにして人を引き込むか?ですね。
結果的に、御堂筋に集めるのではなく、御堂筋を通過点とした開発をしたところ、
結果的に御堂筋が発展し、これからさらに大きくなることになったと。
さて、福井はどうかな?
北陸新幹線、いよいよ来年の春に開業予定ですが、
なんとなく・・。「福井に来てください!」 的な印象をとても受けます。
例えば全く福井のことをしらない人がいたとして、福井のことを何も知らない状態で、
福井にきて! と言われても、実際のところ、どうなのよ!? と思うわけです。
それよりも、「大阪から金沢への通過点の福井で一休みしませんか?」
「自然を体験するなら福井で! そのあと、金沢まで46分!」
「永平寺で心を整えて金沢へ!」でも、良いかも。
こうなってくると、福井ってどんなところ? と興味がでるのでは? と思います。
福井を最終地点にせずに、通過点とする。
結果的に、福井に立ち寄ってくれる人が一人でも多くなればいいのでは?と思ってます。
そもそも、福井県民の中で新幹線に対してどれだけの期待値があるかというと、
お商売されている方は高いかもしれませんが、実際に住んで生活している人にしてみると、
他人事に感じているのでは? と思います。
特に、私の住んでいる家から車で5分で行ける”えちぜん武生”駅の周りは、
いまだに田んぼが広がっている状態ですね。
福井で最終ではなく、福井で充電して金沢へ送り出す。
そんなスタンスのほうが、もしかしたらいいのでは?
そんなことを感じながら、橋下さんのセミナーを聞いてきました。
FPとして何ができるか?
今回の 終着地点ではなく通過地点 という事を私の仕事に置き換えることはできるか?
と考えたところ、その通過地点のスタンスで仕事をしないと最終的にお客様に喜んで頂けない。
本気でそう感じました。
今までの私だと、最終的に私のところへ相談に来て欲しい。 という思いでした。
でも、そうではなく私を通過して色々な方と繋がり、
最終的にお客様の望む未来を叶えることが大事。
そう思うようになりました。(今さら遅いのですが・・・)
それからというもの、私が専門として行うこと以外はその道のプロを繋ぐことにしています。
同時に、私がプロとしてやりたいことには徹底的にプロとして突き進もう。
そう吹っ切れたセミナーとなりました。
きちんと私が専門としてやりたいことをもっと明確にしていかなくてはいけない。
いまだと、昔のままの ”ただの保険屋のおばちゃん” になってしまう。
いやぁ~本当に色々なことを学べたセミナーでした。
最近、同業の方から 「一緒に勉強したい!」「どうすればいいかを教えて欲しい」
というお声も頂けていて、そちらのプロ集団での勉強会も開催することができたらなぁ~と思っています。
私もまだまだ夢の通過点を通過中。
最終地点はとてつもなく遠い道ですが、だからこそ楽しく進みたい!
そんな同じお仲間と、つかず離れずの関係で刺激しあえたらと思っています。
橋下さんのセミナーは本当に良い内容でした!
ご興味ある方は、お気軽にお声かけください。
WEBでもOK! コーヒー片手にお話ししましょ♪