2022.10.2 <0002>
自分の誕生日に何かを始める。
なんだかすごく素敵な感じがしますけど、実はとてもやりにくいと思ってます。
だって、途中で投げ出したら毎年誕生日が来るたびにそのことを思い出さなくてはいけなくなるから。
できれば避けて、別の日に開業をした方が気持ち的に楽だと思いませんか?
でも・・。どうしてもその日にしたかったのです。
というのも、2022年の8月27日は「一粒万倍日」「天恩日」「友引」「新月」「月徳日」と色々なことが重なった日。
気にしない人は全く関係ないと思うのですが、すこしでもいい方向へ向かってほしいとの願いを込めて。
ここで、そもそも開業申請を出さなくてはいけないのか? って疑問もでてきます。
はい。正直なところ出さなくても全く問題はないと思います。
というのも、私はすでに個人事業主で青色申告も毎年しています。
今回の開業が、会社組織の法人なら話は別なのですが、新しく個人事業主の登録をしても、
会計が別になって処理は倍になるし、たいしたメリットはないんです。
それでも開業申請を出した理由は、単純に「決意と念いの表れ」でしかないかと・・。
2011年に福井で初めてのカバーメイク専門サロンを立ち上げたとき、
周りで賛成してくれたのは主人しかいませんでした。(賛成というより、承諾にちかい・・)
他の人はみんな「うまくいくの?」「それで大丈夫?」「きっとすぐに辞めている」
そんな気持ちがありありとした表情でした。
当時の私は、社会人になってからずっと表に出て何かをすることはあまりなく、
会社でも陰で支える方を主にやってきてました。
資料を作り、会議では常務の代わりにプレゼンしたり、営業の手の回らないところをフォローする。
起業した当時は、「自由だ!」というより、「だれか私を監視してくれ!」って思いでいっぱい。
個人事業主は、全てを自分で管理しコントロールしなくてはいけないので、
それに対する不安がとても大きかったのを覚えています。
でも、福井にはなかったサービスですから「やめなければ必ずうまくいくはず」という、
わけのわからない自信はあって、それだけでやってきた気がします。
そこで今回の開業ですが、いまの保険代理店での仕事だけではなくて、
それを通して感じたこと、これがあったら・・。というものをどうしても作りたかった。
一言でいうとその気持ちだけかもしれません。
福井ではまだまだ行われていない、子供への金融教育。
企業のなかでの研修も、パワハラ、モラハラなどの研修はあっても、
給与明細の見方から社会保障の内容を知る研修。
そんなことは、ほとんどの中小企業では行われていません。
自分の人生なのに、どこか他人のことのように思っている若者が多い。
このままで大丈夫? って不安がムクムクでてくるんです。
私一人の力では限られているので、一度にたくさんの人に知ってもらうために、
研修、講座、セミナーと色々な形で活動をしたい。
そういうものがなければ作ればいい! そう!
【身近になければ作ればいい】 の発想です。
実際に、今の私のように週末ブライダルの仕事をして、時には子供向けに講座もして、
家に帰れば主婦になり、時に介護もする。そのなかで、お客様の保障をあずかり、
ライフプランを一緒に考え、キャッシュフロー表を作るファイナンシャルプランナーって、
全国に私だけじゃない? って。(笑)
人生100年だとすると、折り返しを過ぎました。その中で「動ける」時間は容赦なくカウントダウンしていきます。
コロナが広まってから、働き方も働くことへの意識も大きく変わりました。
もしかしたら、私みたいな働き方があってもいいんじゃない?
福井になければ、福井で作ればいいだけ。
新しい働き方のモデルとして、自由に楽しく!
パーソナルファイナンスは、お金の管理のやりかたももちろんですが、
人生の歩み方もひとそれぞれ個性があって良い!と思っています。
そんな場所を作りたい。 それが開業の理由です。
うん、まぁ楽しくいこう!
こんな私ですが、あたたかく見守って頂けるとありがたいです。