2025.8.20 <00878>
1. 「老後資金はいくら必要?」が不安になる理由
40代・50代になると、「60歳までにいくら貯めておけば安心?」
という疑問を抱く人は多いでしょう。
特に主婦の方は、家計全体を支える立場として、
老後の生活費や医療費が気になります。
よく耳にするのが「老後2000万円問題」。
これは、夫婦2人が年金だけで生活した場合、
毎月の赤字額が約5万円。
30年で2000万円不足するという金融庁の試算から生まれた言葉です。
ただし実際には、年金額・生活水準・持ち家か
賃貸かなど条件によって必要額は異なります。
だからこそ「わが家の場合はいくら必要か」を把握し、
60歳までにどれくらい貯めるか逆算することが大切です。
2. 老後に必要なお金の内訳
① 基本生活費
総務省「家計調査」によると、高齢夫婦無職世帯の平均支出は 月25万円前後。
年金が月22万円だとすると、毎月約3万円の赤字になります。
② 医療費・介護費
- 医療費は70代以降に年間25〜40万円程度かかるケースが多い
- 介護費用は平均460万円、長期化すれば1000万円以上になることも
③ 住居費
持ち家なら固定資産税やリフォーム代、賃貸なら家賃の継続負担が必要。
3. 60歳までに貯めたい“安心資金”の目安
では、実際にどのくらい貯めておくのが理想でしょうか?
老後資金のシナリオ別目安
- 最低限の安心ライン:1000万円
(年金+最低限の生活を維持できる) - 標準的な安心ライン:2000〜2500万円
(ゆとりのある生活や旅行・趣味を楽しめる) - より余裕を持ちたいライン:3000万円以上
(突発的な医療費・介護費・住宅リフォームにも対応可能)
4. 逆算で考える!60歳までの貯金プラン
ステップ1:現在の貯金額を確認
例:現時点で800万円の貯金がある
ステップ2:60歳時点の目標を設定
例:60歳で2000万円を目標にする
ステップ3:差額を計算
2000万円 − 800万円 = あと1200万円必要
ステップ4:残り年数で割る
45歳から60歳までの15年間 →
1200万円 ÷ 15年 = 年80万円、月約6.7万円の貯金が必要
5. 「貯める」だけでなく「増やす」視点も重要
毎月6〜7万円を貯め続けるのは現実的に大変。
そこで、資産運用を取り入れることで、必要な積立額を減らすことができます。
例:年利3%で運用した場合
毎月5万円を15年間積立 → 元本900万円 → 約1160万円に増える
(運用益約260万円)
これに現金貯金を合わせれば、目標2000万円が見えてきます。
6. 40代・50代からできる逆算プランの具体例
ケース1:40歳から始める場合
- 目標:60歳で2000万円
- 残り20年
- 毎月4〜5万円を積立(3%運用を想定)
ケース2:50歳から始める場合
- 目標:60歳で1500万円
- 残り10年
- 毎月8〜10万円を積立(3%運用を想定)
→ 遅くスタートしても「できる範囲で積立+運用」を組み合わせるのがポイント。
7. 安心資金を守る仕組みも忘れずに
ただ貯めるだけでなく「減らさない工夫」も大切です。
ポイント
- 保険を整理して「必要最低限の保障」に絞る
- 高額療養費制度や介護保険制度を理解しておく
- リスクが高すぎる投資に偏らない
8. 今日からできる行動リスト
- 家計を見直し、月1〜2万円でも積立開始
- つみたてNISAやiDeCoを利用して運用を組み合わせる
- 老後に必要なお金をシミュレーションして目標を数値化
- 目標金額を逆算し「我が家の月の積立額」を決める
- 年1回、資産の進捗をチェックして修正
まとめ
- 老後に必要な資金は最低1000万円、標準2000〜2500万円が目安
- 60歳までにいくら貯めるかは「逆算」で決めることが大切
- 「貯める+増やす+守る」の3つの視点で計画することで安心度が高まる
- 遅く始めても“今できること”からスタートすれば間に合うので
ぜひ今から行動していきましょう!