2025.10.1 <000920>
こんにちは、ファイナンシャルプラン
ナーの山下眞澄美です。
ご相談の中で特に多いのが「50代に
なり、これからのお金の使い方に迷
っている」という声です。
教育費がひと段落した方もいれば、
まだ住宅ローンを抱えている方も。
同じ50代でも状況はさまざまですが
共通しているのは「老後への不安」
です。
今日はFP目線で「50代女性が後悔し
ないための資産の使い方」について
考えていきます。
1.ため込むだけでは不安は消えない
「老後が心配だからとにかく貯める」
という考え方は間違いではありませ
ん。
しかし、ただため込むだけでは「お
金を使えない不安」にとらわれてし
まうことがあります。
➡ ポイント
・資産は「守る」だけでなく「活か
す」ことも大切
・貯めたお金をどう使うかが人生の
満足度を左右する
2.安心のための3つの使い道
FPとしておすすめするのは、資産を
「守る」「育てる」「楽しむ」の3つ
に分けて考えることです。
① 守る:生活防衛資金・医療備え
② 育てる:投資やiDeCoで将来に備
える
③ 楽しむ:旅行や趣味、学びに充て
る
この3つをバランスよく組み合わせ
ることが、後悔しない家計の基本に
なります。
3.50代から考える“出口戦略”
これまで「ためること」に集中して
きた方も、50代からは「取り崩し方」
も意識する必要があります。
・退職金をどう使うか
・iDeCoやNISAをいつ取り崩すか
・年金受給までのつなぎ資金
➡ 家計への影響
出口戦略を決めておくことで「いつ
まで働けばいいか」「どこまで使っ
ていいか」が明確になります。
4.自分らしい“お金の楽しみ方”
FP相談で印象的なのは、「もっと旅
行すればよかった」「趣味に時間を
かければよかった」という後悔の声
です。
50代はまだ体力もあり、やりたいこ
とを楽しめる年代です。
だからこそ、資産の一部を「経験や
思い出」に投じることが、長い人生
に豊かさをもたらします。
5.FP目線のアドバイス
・老後資金は「数字で見える化」す
ることで安心感が増す
・出口戦略を考えると無駄な不安が
減る
・「守る」「育てる」「楽しむ」の3
つを意識することで後悔のない資産
活用ができる
まとめ
50代は「ためる」から「使い方を整
える」への転換期です。
将来の安心を守りつつ、今を楽しむ
バランスを意識すれば、後悔のない
人生をデザインできます。
あなたもぜひ、自分らしいお金の使
い方を考えてみませんか?