2025.3.10 <00717>
退職を控えている皆さん、
長年働いて得た退職金をどのように使うか考えていますか?
退職金はまとまった金額を一度に受け取るため、
計画的に使わないと老後の生活に影響を及ぼしかねません。
今回は、退職金の賢い使い方と注意点について解説します。
退職金の主な使い道
退職金は以下のような目的で使われることが一般的です。
1. 生活費の補填
退職後は収入が減るため、退職金を生活費の補填として使う人が多いです。
特に、公的年金が支給されるまでの間(年金空白期間)の生活費をカバーするために
計画的に使うことが重要です。
2. 住宅ローンやその他の借金の返済
住宅ローンが残っている場合、退職金を使って一括返済することで毎月の支出を減らせます。
ただし、繰上げ返済をすることで手元資金が減りすぎないように注意しましょう。
繰り上げ返済のシュミレーションなどと
ライフプランやキャッシュフロー表などを活用し
バランスが取れるようにFPに相談することも良い方法ですね
3. 老後の資産運用
退職金の一部を資産運用に回し、老後資金を増やすのも一つの方法です。
低リスクの債券や分配金が得られる投資信託など、
リスクとリターンのバランスを考えて運用しましょう。
4. 趣味や旅行、自己投資
退職後は自由な時間が増えるため、趣味や旅行、資格取得など自己投資に使うのもよいでしょう。計画的に予算を決めて楽しむことが大切です。
5. 子どもや孫への支援
教育費や住宅購入資金の援助を考えている方も多いですが、過度な支援は自分の老後資金を圧迫する可能性があるので注意が必要です。
退職金を使う際の注意点
1. 一度に大きな買い物をしない
退職金を手にすると、つい大きな買い物をしたくなるものです。
しかし、まずは老後の生活費を確保し、余裕がある場合にのみ大きな支出を検討しましょう。
2. 税金に注意する
退職金には「退職所得控除」が適用されますが、退職金を一括で受け取るか年金形式で受け取るかによって税金の負担が変わります。特に、他の収入と合算される場合は所得税が増える可能性があるため、税金対策を考えて受け取り方法を決めましょう。
2026年1月1日から、この退職所得控除の5年ルールが変更になります。
5年ルールが10年へと変更になるため、
課税される人も出てきますのでよく確認をしておきましょう。
*「10年ルール」では、この経過期間が5年から10年に変更されます。
例えば60歳でiDeCoを受け取り、65歳で退職金を受け取る予定の人は、
退職所得控除を満額利用できないため税金が増えることになります。
3. 詐欺や悪質な投資話に注意する
退職金を受け取ると、投資話や高利回りの金融商品への勧誘が増えることがあります。
「絶対に儲かる」「元本保証」などの甘い言葉には注意し、必ず信頼できる専門家に相談しましょう。
4. 公的年金や健康保険とのバランスを考える
退職金の使い方によっては、公的年金の受給額に影響が出たり、健康保険の保険料が高くなる可能性があります。特に退職金を一括で受け取った場合、所得扱いになり住民税や健康保険料が増えることもあるので、計算しておきましょう。
5. 老後のリスクを見据えて貯蓄を確保する
老後の生活には、医療費や介護費用など予想外の出費が発生する可能性があります。退職金をすべて使い切らず、予備資金として一定額を確保しておくことが重要です。
まとめ
退職金は人生で一度きりの大きな収入であり、
老後の生活を支える大切な資金です。
無計画に使ってしまうと、将来の生活が苦しくなる可能性があるため、
慎重に計画を立てて使いましょう。
✔ まずは生活費や借金の返済を優先する
✔ 資産運用を考える場合はリスクを抑える
✔ 税金や健康保険の影響を事前に確認する
✔ 詐欺や高額な買い物に注意する
✔ 老後のリスクに備えて貯蓄を確保する
計画的な資金管理を行い、安心して豊かなセカンドライフを送りましょう!