2025.8.4 <00862>
「老後のために貯金しなきゃ…と思っていたけど、
気づけばもう40代。全然準備できてない…」
「今さら始めても、もう遅いのかな?」
そんな風に感じている方、実はとても多いです。
そして、安心してください。
今からでも、老後資金は準備できます。
今日は貯金がゼロの状態からでも40代から
“ゆとりある老後”を目指せる具体的なステップをご紹介します。
◆ そもそも「老後資金」っていくら必要?
ニュースなどで「老後に2,000万円必要」なんて聞くと、もう無理だ…と感じてしまいますよね。
でも実際には、必要な金額は人によってバラバラです。
老後に必要なお金は、
- 毎月の生活費
- 年金額
- 住居の形態(持ち家 or 賃貸)
- 医療費・介護の有無
- 趣味や旅行などライフスタイル
によって変わります。
たとえば、年金収入が夫婦で月22万円、支出が月25万円なら、赤字は月3万円。
年間36万円の赤字 × 30年間 = 約1,080万円の準備が必要…というふうに、
「わたしの場合」に置き換えて考えることが大切です。
◆ 40代からの老後資金づくりは「3本の柱」で考える
老後資金を準備するために、40代からは以下の3本柱で考えると現実的です。
① 今からの「貯蓄」
まずはシンプルに、毎月少しでも**“老後用の積立”**を始めましょう。
最初は月1万円でもOK。年12万円、10年で120万円になります。
それだけで、老後の安心感が大きく変わります。
コツは「先取り貯金」。給料が入ったら先に貯金、残りで生活。
家計簿が苦手な人ほど、この方法が続けやすいです。
② 賢く「運用」してお金に働いてもらう
40代からは、時間の猶予が残り少なくなってきます。
だからこそ、「お金に働いてもらう」=資産運用も選択肢に入れましょう。
おすすめは つみたてNISA や iDeCo(個人型確定拠出年金) など、
税制優遇のある制度を活用すること。
例えば、毎月1.5万円をつみたてNISAで年利4%で運用した場合、
20年後には約550万円になります(元本360万円+運用益)。
コツコツ積み立てれば、大きな力になります。
③ 「働き方の工夫」で収入アップも視野に
老後に向けての貯蓄や運用だけでなく、**「稼ぎ続ける力」**も重要です。
- 子育てがひと段落してパートを増やす
- 副業を始めて収入を得る
- 自宅でできる在宅ワークやスキルの活用
- できるだけ長く「働ける健康づくり」も大事!
年金受給年齢までの10年〜20年で収入を増やす工夫ができれば、
老後資金への不安はかなり軽減できます。
◆ 40代ならまだ“時間”が味方してくれる
たとえば、45歳の方が月3万円を年利4%で積み立てた場合、
- 65歳時点では 約1,080万円
- その後、運用しながら毎月4万円ずつ取り崩せば、20年持ちます
今から積み立てて、運用の力も借りれば、老後のゆとりを作ることは十分可能なのです。
◆ 老後資金づくり、最初のステップは「見える化」
一番大切なのは、「今の状態を知ること」。
不安な気持ちは、“わからないから”大きくなるものです。
まずは次の項目をノートなどに書き出してみてください。
- 現在の貯蓄額
- 年金の見込み(ねんきんネットで確認できます)
- 毎月の生活費
- 老後にやりたいこと(趣味、旅行、住み替えなど)
これをもとに、**「自分にはあといくら必要か?」**を
見える化するだけで、目指すゴールが明確になります。
◆ 不安を希望に変える行動を
貯金ゼロから始めても、「何もできない」わけではありません。
むしろ40代は、「立て直せる最後のチャンス」とも言えます。
誰かと比べる必要はありません。
大切なのは、「自分らしい老後」を目指して、今日から少しずつ動くこと。
あなたの未来は、今日の一歩で変わります。
もし、「一人では難しい」と感じたら、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのもおすすめです。
あなたの状況に合ったプランを一緒に考えてくれますよ。
まとめ
- 老後に必要なお金は“人それぞれ”
- 40代からでも、貯蓄・運用・働き方で十分準備は可能
- 最初の一歩は「自分の数字を見える化」すること
「今さら…」ではなく、「今から!」が合言葉。
未来の自分に安心を届けるために、今日からできることをはじめてみませんか?