2025.9.12 <00901>
はじめに:35歳からの暮らしをもっとラクに、もっと豊かに
30代後半になると、仕事・家事・子育て・親の介護…
毎日が「時間との戦い」で、気がつくと自分のことは後回しになっていませんか?
「時間に追われてイライラしてしまう」
「お金は使っているはずなのに満足感がない」
「頑張っているのに、心が満たされない」
そんな状態が続くと、暮らしも家計もどんどん疲れてしまいます。
でも実は、家計の整え方を少し変えるだけで「時間」と「お金」の両方にゆとりを生み出すことができるのです。
この記事では、35歳以上の女性に向けて、
“自分らしい暮らし”を実現する家計デザインの作り方をお伝えします。
1. 「お金」と「時間」を同時に整える大切さ
お金と時間は切り離せない関係にあります。
たとえば、
- 安い食材を探してスーパーをハシゴする → お金は節約できても時間が奪われる
- 忙しさから外食や宅配ばかりになる → 時間は節約できてもお金が減る
どちらか片方だけを優先すると、ストレスや不満が増えてしまうのです。
そこで大切なのが、「時間とお金、どちらも満たすバランス感覚」。
これを意識することで、暮らしの満足度がぐんと上がります。
2. “自分らしい暮らし”をデザインする3ステップ
自分らしい暮らしを手に入れるためには、以下の3ステップで考えるのがおすすめです。
STEP1:理想の暮らしを言語化する
まずは、「どんな暮らしが自分にとって幸せなのか」を明確にしましょう。
質問例
- 平日、どんな1日を過ごせたら心地よい?
- お金をどんなことに使えたら嬉しい?
- 5年後、10年後、どんな生活をしていたい?
理想の暮らしを言語化することで、家計管理の目的がはっきりします。
これは「ただ節約する」ではなく、「自分の幸せを叶えるための家計管理」への第一歩です。
STEP2:時間とお金の使い道を整理する
理想が見えたら、次は現状を把握します。
ここでは「時間の使い方」と「お金の使い方」を両方チェックすることがポイントです。
時間の整理
- 1日のスケジュールをざっくり書き出す
- やらなくてもいい家事や習慣を見つける
- 時間がかかっている原因を分析
お金の整理
- 固定費(家賃・保険・通信費など)を把握
- 変動費(食費・日用品・娯楽費など)の流れをざっくり記録
- 「なんとなく使っているお金」を見つける
時間とお金は連動しているので、両方を同時に整理するとムダが一気に見えてきます。
STEP3:家計ルールをデザインする
最後は、理想に近づくための**「マイルール」**を作ります。
例:わたし仕様の家計ルール
- 食材は週1回まとめ買い。浮いた時間は自分の趣味に使う
- 家事代行サービスを月1回だけ利用し、気持ちと時間の余裕を確保
- 家族旅行は年1回、ふるさと納税の旅行券で実質負担を減らす
- 美容費は「自分をご機嫌にするための大切なお金」として予算を確保
このルールは他人のものではなく、「自分が心地よい」と感じる基準で決めることが大切です。
3. 時間を生み出す“時短家計術”
ここからは、具体的に時間を生み出すコツをご紹介します。
① 家事をシンプル化
- 冷凍食品や宅配を賢く活用する
- 「完璧」を手放して7割でOK
- 家族と分担して一人で抱え込まない
② 買い物時間を短縮
- ネットスーパーや定期便を利用
- ポイント還元率の高いカードで決済を一元化
- 買い物リストを作り、ムダ買いを防ぐ
③ デジタルツールを活用
- 家計管理アプリで自動記録
- スケジュール管理はスマホで一括
- サブスク解約や支払い状況をアプリでチェック
時間が増えると「自分のための時間」が生まれ、心に余裕ができます。
それが結果的にお金の使い方にも良い影響を与えるのです。
4. お金を守り、増やす“賢いお得術”
時間だけでなく、お金の使い方も見直してみましょう。
① 固定費の見直し
- 保険:今のライフスタイルに合った保障に整理
- 通信費:格安SIMへの乗り換えで年間5万円以上節約も
- サブスク:半年以上使っていないサービスは解約
② ふるさと納税を活用
- 食費を実質2,000円で補える
- 旅行券を選べば、家族旅行がぐっとお得に
③ 新NISAで資産形成
- 少額から非課税で投資が可能
- 月1万円からでも20年後には大きな資産に
- 「時間」を味方につけてお金を増やす
④ ポイント活用
- 日常の支払いをキャッシュレスにまとめる
- 貯まったポイントは旅行や美容費など「ワクワク」に使う
お金の流れをシンプルにすることで、迷いが減り、心理的にもラクになるのです。
5. 自分らしい暮らしを叶える家計デザイン実例
ここで、実際に時間もお金もお得に整えた事例をご紹介します。
Aさん(38歳・2児の母)
Before:
- 食材は毎日買い物、週5日料理で疲弊
- 家計簿は続かず、毎月赤字
- 自分の時間ゼロでイライラ
After:
- ネットスーパー週1回+宅配2回で買い物時間を半分に
- 家計アプリ導入で支出を自動管理
- 浮いた時間で月2回カフェ時間を楽しむ
- 貯金が月3万円増え、旅行積立も開始!
「お金の流れが整理されただけでなく、心まで軽くなった」との声も。
6. 家計デザインを続けるコツ
家計デザインは「作って終わり」ではなく、続けることが大切です。
- 月に1回、家計チェックの日を設定
- ライフステージが変わるごとにルールを更新
- 完璧を目指さず、7割できていればOKと考える
- 家族とも共有し、チームとして運営
家計が整えば整うほど、暮らしもどんどんラクになり、理想の自分に近づいていきます。
まとめ:時間とお金にゆとりを生み出す家計へ
「時間がない」「お金が足りない」
そんな悩みを抱えている人ほど、家計を見直すチャンスです。
今日から始める家計デザインのポイントは3つ。
- 理想の暮らしを明確にする
- 時間とお金の流れを整理する
- 自分らしいルールで運用する
時間もお金もお得に整えれば、あなたの毎日はもっと自由に、もっと幸せに変わります。
「自分らしい暮らし」は、今の一歩から始まります。