家計のムダを1万円減らす!固定費見直しの3ステップ

2025.8.8 <00866>

節約が続かない理由は「変動費」だけを削っているから!

「また食費が予算オーバーしてしまった…」
「買い物を我慢しているのに、なぜか貯金が増えない」

こうした悩みは、40代主婦の間でとてもよく聞きます。
その理由のひとつは、節約対象が“変動費”に偏っていることです。


変動費(食費・日用品・娯楽費など)は、その時の気分や状況によって増減します。
削ろうと思っても、外食やイベント、子どもの行事が入れば元通り。
「我慢→ストレス→リバウンド」の繰り返しになりやすいのです。

一方、**固定費(毎月ほぼ同額で発生する支出)**は、
一度見直せば継続的に効果が出ます。
これこそが「節約をラクにする黄金ルート」です。

今回は、月1万円のムダを減らす固定費見直しの3ステップを紹介します。


ステップ1:固定費を洗い出す

まずは、家計簿や銀行の引き落とし履歴を見ながら、毎月の固定費を書き出します。

固定費の代表例

  • 住宅ローン/家賃
  • 保険料(生命保険・医療保険・学資保険など)
  • 通信費(スマホ・インターネット)
  • 光熱費(基本料金)
  • サブスクリプション(月額会員・オンラインサービス)
  • 習い事の月謝

このときのコツは、とにかく全部書き出すこと
「これは必要だから」と判断する前に、事実として金額を可視化します。


ステップ2:金額の大きい順に見直す

家計見直しは、金額が大きいところから着手する方が効率的です。
例えば、スマホ代を500円削る努力をするより、
保険料を3,000円削るほうが効果は大きいです。

優先順位例

  1. 住宅ローンや家賃(借り換え、プラン変更)
  2. 保険料(保障内容の過不足をチェック)
  3. 通信費(格安SIMやプラン変更)
  4. サブスク(利用頻度の低いものは解約)

ステップ3:具体的な見直し方法

住宅ローン

  • 低金利の今こそ、借り換えのチャンス
  • 団信の保障を見直すだけで、月数千円安くなる場合も

保険料

  • 子どもが大きくなったら学資保険を解約・満期受取
  • 医療保険は「高額療養費制度」を考慮して最小限に

通信費

  • 格安SIMなら月1,000〜3,000円台も可能
  • 家族で同じキャリアを使う「家族割」も有効

サブスク

  • 「半年以上使っていない」ものは解約
  • 動画配信サービスは1つに絞る

実例:固定費見直しで年間15万円の節約に成功

福井県在住のMさん(42歳・パート)は、家計改善の第一歩として固定費の見直しを実施しました。

見直し内容は以下の通り:

  • スマホを格安SIMへ変更(夫婦で月7,000円→4,000円)
  • 保険の保障内容を見直し(月12,000円→9,000円)
  • 使っていなかった英語学習サブスクを解約(月3,000円→0円)

合計で月12,000円、年間144,000円の節約に成功。
「節約している感覚がないのに、毎月お金が残るようになった」と喜ばれています。


固定費見直しのポイント

  1. 年1回は見直す
     契約当時は最適でも、ライフステージが変われば不要な出費になることも。
  2. 比較サイトを活用
     ローンや保険は比較するだけで数千円単位の差が出ることもあります。
  3. 全額カットより“最適化”
     必要なサービスまで削ると生活の満足度が下がるため、バランスが大事。

まとめ

固定費の見直しは、一度やるだけで長期的に家計を助けてくれます。
まずはスマホ代や保険料、サブスクなど、生活に支障が出にくいものから手をつけましょう。

「我慢する節約」から「自動で減る節約」へシフトすることで、家計は驚くほどラクになります。


次回予告

明日は「食費予算オーバーを防ぐ!買い物のルール化でラク節約」。
“我慢しない節約”の実践方法をお伝えします。

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