2025.10.3 <00922>
こんにちは、ファイナンシャルプラン
ナーの山下眞澄美です。
家計を考えるうえで「今の収入と支
出」だけを見ていては不十分です。
なぜなら、これから10年の社会の変
化が、私たちの暮らしに大きな影響
を与えるからです。
今日はFP目線で、これから予測され
る5つの変化と、その影響について
お伝えします。
1.物価上昇(インフレ)の継続
ここ数年の値上げラッシュは一時的
ではなく、長期的に続く可能性があ
ります。
・食品や日用品の価格上昇
・光熱費やガソリン代の高止まり
➡ 家計への影響
・毎月の支出がじわじわ増える
・「固定費の見直し」がますます重要
になる
2.年金制度の変化
少子高齢化の進行により、年金制度
の見直しは避けられません。
・受給開始年齢の引き上げ
・給付額の抑制
・税負担の増加
➡ 家計への影響
「公的年金だけでは不足する」とい
う前提で、私的年金(iDeCo・NISA)
を組み込むことが必須になります。
3.医療・介護費用の増加
医療の進歩で寿命は延びますが、そ
れに伴って医療費・介護費は確実に
増えていきます。
・自己負担割合の引き上げ
・介護保険料の増加
➡ 家計への影響
50代以降は「医療・介護費を見込ん
だキャッシュフロー」を立てる必要
があります。
4.働き方の多様化
テレワーク、副業、フリーランスと
いった働き方がさらに広がります。
➡ 家計への影響
・収入源を複数持つことが一般的に
・会社に依存せず、自己防衛が求め
られる
FP視点では「副業収入=未来の安心
資金」として位置づけるのがおすす
めです。
5.テクノロジーの進化と生活費
AIやデジタルサービスの普及により
生活は便利になりますが、新しい支
出も生まれます。
・サブスク費用の増加
・最新デバイス購入費
➡ 家計への影響
便利さに流されず、「必要かどうか」
を見極める力がこれまで以上に大切
になります。
FP目線のまとめ
これからの10年は「変化が前提」の
時代です。
・インフレ対応の資産運用
・年金と私的年金のバランス
・医療・介護費の見積もり
・副業や働き方の選択肢
・デジタル支出の管理
これらを意識することで、変化に振
り回されず、安定した家計を維持す
ることができます。
まとめ
未来は誰にも正確には予測できませ
ん。
しかし「変化の方向性」を知って準
備することはできます。
あなたも今日から、未来の変化を踏
まえたライフプランを描いてみませ
んか?