2025.10.4
<00923>
こんにちは、ファイナンシャルプラン
ナーの山下眞澄美です。
「老後のためにもっと貯めなきゃ」
「貯金が少ないと不安」
ご相談の場で、このような言葉を聞
くことは少なくありません。
しかしFPとして強く感じるのは、安
心感は必ずしも 口座残高の多さ
だけでは生まれない、ということ。
今日は“お金のマインド”に注目して
お話しします。
1.安心感は「相対的」なもの
誰かにとって1000万円の貯金は安
心材料でも、別の人にとっては「不
安の種」になることもあります。
つまり「安心感」は絶対的な金額で
はなく、自分の暮らしに合ってい
るかどうかで決まるのです。
2.可視化が不安を減らす
漠然と「足りない気がする」と不安
を抱える方は多いです。
実際にキャッシュフロー表で未来の
収支を見える化すると「思ったより
大丈夫」と安心されるケースが多い
のです。
➡ ポイント
・数字を具体的に把握する
・ライフイベントを時系列で整理す
る
3.安心感を支えるのは「仕組み」
安心を感じる方は、共通して「お金
の仕組み」が整っています。
・毎月自動で積み立て
・支払いは固定費を中心に見直し済
み
・生活防衛資金が確保されている
残高の大小にかかわらず、仕組みが
あるだけで「心の安定感」が全く違
います。
4.感情とお金の関係
お金に不安を感じると、つい「ため
込みすぎる」「楽しむことを我慢す
る」という極端な行動に走りがちで
す。
逆に「安心感」があると、必要な支
出も前向きにできるようになります。
FPとしては「お金の安心=感情との
付き合い方」だと考えています。
5.FP目線のまとめ
・安心感は残高ではなく“暮らしに合
っているか”で決まる
・未来の見える化で不安が減る
・仕組みを整えることが心の安定に
つながる
お金は単なる数字ではなく、心の持
ち方にも直結しています。
まとめ
「もっと貯めれば安心」という考え
方は半分正解で、半分不正解です。
安心を生み出すのは「仕組み」と「
可視化」と「マインド」。
あなたも今日から、お金の見える化
と仕組みづくりで“安心のベース”を
整えてみませんか?